2010年9月26日日曜日

fashion_skirt_boots

skirtを愛用するmensと知り合いました。
skirtを履くmens。
この言葉に対して、賛否両論の意見が彼のHP内で飛び交っています。
文化服装学院に通っていた頃はlongskirtfashionとして履いて通学していた男子学生をよく目にしてきましたし、
装苑でもmens_skirtを紹介していた頃もありました。

人類の服装史ははるか昔。
原始時代のただ、布切れを身にまとう今で言うonepeaceに近い男女共通の服装でした。
それは数万年続き、紀元後には様々な服装が生まれ、ズボンの原型が出来たのも、この頃。
かの聖徳太子だって、裾が二股に分かれた衣を着て遣隋使を送り出したし、
送られた小野妹子だってそれを履いて隋へ渡った。

何故、かつては布一枚に1本の槍で、狩りや農作業といった今では考えられない超アクティブな労働をしていたのにも関わらず、パンツが生まれ、それがmensfashionとして浸透していったのか。
fashion」というもともとの最低限の着用目的が生理的欲求安全欲求
防寒・怪我をしないため・体を隠すため・・・といったモノで、そこからmen、womenという性を意識したfashionが生まれていく。
menの大切なものを守るためと、快適な動きやすさを求め二股に分かれた衣類が生まれ、それはやがてunisexのものとなる。
明治維新を経て、文明開化が開くとより一層男女の服装は西洋fashionを取り込み始め、現在の男性はbottom。女性はskirt。というような現在の基盤が出来てくる。
それまでは、お侍さんもいわゆるskirtを履いていたようなものだったのにね。
そこからでしょう。文化が男女間を強調するようになってから、平行して服装も、人々の思想も、男らしさ・女らしさが目立つようになっていったのは。

今日では「unisex」の言葉があるように、menfashionでおしゃれを楽しむwomenが増加しています。
もちろん、自分もその一人。
かつては私物bottompantsしかなかった時期もありました。
しかしながら、男性のladysfashion。という言葉は聞きませんね。
フリルの付いたブラウスや、花柄模様のskirtを着たmenを、決してfashionと呼ばない。
「女装」 人はそう呼ぶでしょう。
理由は分かりませんが、文化の進行や、世間の価値観が、時代の流れと共にそうさせてしまったのかもしれません。
でもでも、よく考えてみてくださいましよ!(笑)
CHANELでもGUCCIでもHERMESでも、Dolce&Gabbanaでも、なんでもいいです。
市場に出回るbrandの大半のdesinerが男性であるということを。
・・・そう考えると、女性の魅力は男性の方がようわかってらっしゃる。とも考えられませんか?
彼らのお陰で、女性はオシャレを楽しめてると言っても過言ではありませんよね。
多少のこじ付けでもあるかもしれませんが(笑)
文化でも服飾造形の授業でスカートを作る実習がありました。
完成後には、男子も女子も自作のskirtを履いてfashionshowならず、発表会をしたもんです。
そのくらい、服飾界に於いては欠かせないアイテムでもあります。
現在でもScottlandの某地区では、checkのskirtをいわゆる民族服として男性が着用しています。
地域では、当たり前のこと。
punk_fashionでもプリーツskirtにボンテージを履く男性もいます。

さて、そこでわたし自身の個人的意見なのですが、正直に言ってしまえば賛成でも反対でもありません。
着てはいけない。他人に損害が加わる。なんてこともないし、
同じ洋服好き同士として、(世間一般では)女性の衣類に興味を持ってもらっているという意味では大変光栄です。
着ている事にたいしては、全く以て否定はしません。
ただ、やっぱり男性特有のたくましい体つきにひらひらしたskirtはもったいないし、balance的に不釣合いかな。とも思います。
一応、blandで働いてましたから(笑)
もちろんdesignにもよりますけどね。


まぁ、要は着方ですよ。
以前書いたブログにも書きましたが、自分らしい・自分に似合うstyleであること。
女性だって同様。いくら自信持って「fashion!」なんて言ってたとしても、ひょっとしたらスカートを履きこなす男性に劣る場合もあるってことです。


もしかしたらこれからの未来、men_skirtというトレンドが来るときがあるかもしれません。

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